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2020/8/4-8/5 印刷現場を強くする継続できる改善活動手法 お申込み

セミナー名:印刷現場を強くする継続できる改善活動手法
開催日:2020年8月4日(火)11:00-18:00 ・ 8月5日(水)10:00-17:00
参加費:JAGAT会員・一般:5,500円(税込)
詳細案内ページ

申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
※ご注意ください※
本 メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。登録後、数分経ってもメールが受領できない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられます。その場合は、お手数ですが、メール()またはTEL(03-3384-3411)までお問合せください。

    0.参加費用

    JAGAT会員・一般(5,500円)

    ■参加人数

    1.会社の情報

    ■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

    ■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

    郵便番号(例:166-8539)

    ■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

    ■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

    2.お申込み担当者情報


    お申込みされる方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

    ■部署名(例:総務部)

    ■役職名(例:課長)

    ■お名前(例:印刷 太郎) ※必須


    申込者は参加しない

    ■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

    このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

    ■FAX(例:03-3384-3168)

    FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

    ■年齢 ※必須

    3.お申込担当者以外の参加者情報


    お申込みされる方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

    【参加者1】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 花子)

    ■年齢 ※必須

    ■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

    【参加者2】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 次郎)

    ■年齢 ※必須

    ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

    【参加者3】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 次郎)

    ■年齢 ※必須

    ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

    ■その他備考

    4.受講証の受け取り

    受講証について、ご希望の受け取り方法をお選びください。

    ※複数名でお申込みの場合:「FAXで受け取る」を選択すると、参加者ごとに参加証を受け取れます。

    メールで受け取る(受領メールを印刷する)FAXで受け取る

    5.JAGATからのご案内について


    よろしければJAGATからセミナー開催案内や関連のご案内を送付させていただきます。

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    2020/7/7-8 印刷会社のマネージャなら知っておきたい財務知識の基本 お申込み

    セミナー名:印刷会社のマネージャなら知っておきたい財務知識の基本
    開催日:2020年7月7日(火)11:00-18:00 ・ 8日(水)10:00-17:00
    参加費:JAGAT会員・一般:5,500円(税込)
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      3.お申込担当者以外の参加者情報


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      ■年齢

      ■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

      【参加者2】

      ■部署名(例:企画営業部)

      ■役職名(例:主任)

      ■お名前(例:印刷 次郎)

      ■年齢

      ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

      【参加者3】

      ■部署名(例:企画営業部)

      ■役職名(例:主任)

      ■お名前(例:印刷 次郎)

      ■年齢

      ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

      ■その他備考

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      印刷業界向け生産性向上支援訓練のご報告

      新型コロナウイルス禍の影響もあり、働き方改革が改めて注目されているが、中小企業が改革と同時に事業を継続的に発展させていくためには、自社の労働生産性を高めていくことが必須であり、そのベースとなるのは社員教育である。
      続きを読む

      これからの採用を考える

      コロナウィルスの影響を受け、インターンシップや会社説明会、面接などの実施方法やスケジュールの変更を余儀なくされ、困惑の声が広がっている。今後、採用活動をどのように進めていけばよいのだろうか。
      続きを読む

      新入社員を研修難民にしない!

      新型コロナウイルスの世界的な猛威は、いつ収束するかの見通しも立たず、不安な状況はますます拡大している。緊急事態宣言に伴い、外出の自粛が必要となり在宅勤務、自宅待機など働き方も大きな転換期を迎えている。

       

      コロナウイルスは、2020年4月に新社会人の仲間入りをした90万人にも大きな影響を与えている。イベント、行事の中止または延期により、印刷会社においても、入社式の取りやめ延期、外出自粛要請により入社早々から自宅勤務あるいは待機となっている。大手印刷会社は、この期間を人材育成に注力し、自前の教育プラットフォームを活用して、4月1日からの約2週間を在宅オンライン型で新人研修を実施するなど、今までとは大きく方向転換を図った新人教育を行っている。

       

      一方、中小の印刷会社の場合は、新入社員の人数も限られており、大々的な教育プラットフォームの構築や、新人研修の内製化は難しく、外部の新人研修機関へ派遣するのが一般的である。
      ただし、緊急事態宣言に伴い、新入社員向けのセミナーも相次ぎ中止となり、入社教育を受けることもできずにいる新入社員(言わば研修難民状態)が溢れている。ちなみに、印刷業界の新入社員向けセミナーとして、JAGATも毎年4月に実施をしているが、創立以来、初めて延期をした。(6月リニューアル開催予定)印刷会社の経営者、人事担当者へ延期の連絡を入れた際には、「この状況ですから致し方ないですね」との声がある一方、半数以上の企業からは「4月の新人研修はどうしたら良いのでしょうか」「延期の時期はいつですか、近々での実施を希望します」など、新入社員向け研修を熱望する思いとともに、4月開催が中止になることによる経営者、人事担当者の苦しい胸の内が伝わる。

       

      こうした時代とは言え、企業は新入社員へ教育を行わずに研修難民にするわけにはいかない。そこで最近、JAGATの教育ツールとして注目されているのが通信教育だ。

       

      通信教育は個人で在宅にて取り組むことが可能で、時間もそれぞれの都合で無理なく進めることができる。また、本社、支社など全国どの場所であっても同じ期間に、同一、同質の学習が可能で、教育担当者には成績表がフィードバックされるので、進捗状況や成績の一元管理ができる点は企業にとって重要なポイントである。4月に入ってから印刷会社のみならず、関連メーカーからの受講の申し込みも多く、セミナーの代替教育手段としての採用が増えている。

       

      「新入社員コース」は、印刷産業のアウトライン、印刷会社の仕事や印刷物制作の基本的な流れのみならず、社会人としての予備知識も学べるため、入社前の内定者教育にも広く活用されている。「よくわかる印刷技術・基本コース」は、2020年5月開講からテキスト、添削課題を大幅にリニューアルし、新入社員が最新の印刷技術の基本を学ぶには最適なコースとなっている。

       

      新型コロナウイルスの影響により、在宅勤務、自宅待機の期間を有効に活用することが迫られる。印刷関連企業へヒアリングを行っているが、こうした時期だからこそ人材育成に力を入れていくと回答した企業も多い。しかるべきタイミングに新たな一手を打てるよう、今は、人材育成に投資するのも一つの手段ではないだろうか。

      CS部 塚本 直樹

      <関連講座>
      ●通信教育
      「印刷業のための新入社員コース」
      「よくわかる印刷技術・基本コース」(2020年5月新開講)

      ●セミナー
      2020年6月開講「新入社員向け講座」

      page2020セミナー「効果の高いパーソナライズDMの実際」開催の報告

      Webを始めとするデジタルメディアが進展する中、注目されているのが紙(アナログ)メディアのダイレクトメールである。
      メールやチラシといった不特定多数向けのメディアではなく、自分の宛名で届きパーソナライズされたダイレクトメールは特別感もあり、購買へつながる可能性が高い。
      最近では、ダイレクトメールからネットに誘導するような工夫をこらし、デジタルと融合させたものもよく見かける。ただ単に上質な紙や凝ったデザインだから良いというわけではない。

       

      JAGATは、2020年2月5日(水)~7日(金)の3日間、池袋サンシャインシティーにて、page2020「デジタル×紙×マーケティング for Business」を開催した。
      印刷業界だからこそできる顧客満足が得られるダイレクトメールは、どのようにしたらできるのかを考えるべく、「パーソナライズDM」をテーマに、データ取得分析からプロモーション、メディア企画への具体的な手法を学ぶセミナーを行った。
      はじめに、有限会社グレイズ代表取締役の小澤歩氏がマーケティングの基礎をわかりやすく解説。続いて、フュージョン株式会社エグゼクティブマーケティングディレクターの吉川景博氏より、ダイレクトメールのトレンド、心に響くパーソナライズDMについて事例を交えながら紹介。2人の講師による内容の詰まったセミナーとなった。

       

      ■ターゲットを絞り込みアピール!

       

      「DMやチラシを作ることは目的ではなく、それらを組み合わせ顧客が購入してくれる仕組みを作ることがマーケティングのゴールである。」と小澤氏の講義が始まった。印刷会社は、印刷物を作り、顧客へ納品し業務が終了する。しかし、その先には、顧客から消費者という情報の受け取り手がいるということを改めて感じた一言だった。そして、プロモーションには、「物を紹介する手法」と「顧客ニーズに応じてアピールしていく手法」という2つがあり、物や情報があふれている現在、後者の手法が有効である。なぜなら「顧客ニーズに応じてアピールしていく手法」では、状況に応じて自分の抱えているニーズが解決できることが、その人にとって価値のあるものだという考え方がマーケティングのベースにあるからだ。
      状況に応じた提案と顧客のニーズを満たすことで競合との差別化が成立し、1~2回利用した消費者から段階を踏んで何度も利用してくれる消費者へと上げていくことが最も理想的といえる。消費者が未認知から見込み客、一般客、リピート客へと変化していくためには、それぞれの段階に応じた施策を立て、組み合わせていく必要がある。例えば、チラシは不特定多数の人に存在を知らせ、お店に来てもらうという目的である。連絡先などの情報があるリピート客には、チラシではなくDMを送るなど、段階によってアピールする手法が変わってくる。売上は、客数×客単価×リピート回数で、企業の売上を多く作るのは、リピート客であり、リピート対策に適しているのがDMである。とマーケティングの基本を解説し、受講者も納得していた。

       

       

       

      ■心に響くパーソナライズDMでリピート率up!

       

      吉川氏は講義の冒頭、ダイレクトマーケティング協会の調査やアメリカの市場でのアンケートでも、ダイレクトメールがトレンドだという結果が出ていることに触れ、マーケターがDMに注目していると現状を報告。
      DMの活用方法として、新規顧客とリピーターへアプローチしていく2通りを例としてあげた。
      出前サービスで注目を浴びているUber EatsはTVCMやデジタルマーケティングを使い、その認知度を高めている。ただし、デジタルだけなく、地域エリアにターゲットを絞り込み、ポスティング等の紙媒体を活用することで更なるプロモーションの強化に努めている。紙DM(チラシなど)でサイトに誘導し、商品を購入してもらう。紙からデジタルへと上手く活用し、集客を得ている例を紹介した。
      リピーターから優良顧客への施策も重要視されている。優良顧客とは、来店・来訪回数が多く、企業によって異なるが、例えば、全体売上の上位2割を占める顧客とし、その優良顧客を増やしていくことが必要だ。特別なサービスをDMで案内し、年間を通じて客単価を上げていく。また、実験的にいろいろなDMを送り、データをとってみると訴求力が違うことがわかる。顧客に向けてのアプローチ方法には、クリスマスやお正月といった行事にポイントをあて「みんな」に送るDMと、お誕生日や記念日といった「あなた」に送るDMに分ける。リピーターを増やすためには「あなた」に送るDMをもっとフォローしていく必要があるという結果がでた。データ活用とターゲットの絞り込み、そして、その人に合ったタイミングや内容で伝えるDM、まさにそれがパーソナライズDMというところの要素である。
      講義の中で吉川氏は、豊富な具体的事例を示し、心に響くDMの価値と効果が実感できた。

       

       

       

      受講者のアンケートを見ると、多くの受講者から「DMの在り方を考えさせられた」「具体的な実績でわかりやすかった」「パーソナライズの効果が確認できた」という意見が寄せられ、「機会があればまた聞きたい」と大多数の方が満足し、講座を終えた。

      今回は、2時間という限られた時間だったが、印刷会社の方々にパーソナライズDMの価値や効果など理解していただけたと思う。そして、今後、自社での取り組みとして、印刷会社ならではの提案、形にできるDMを作るヒントになっていただけたら幸いだ。
      印刷業界として多くの人の心に残る特別なDMを届けていきたい。

        JAGAT 加治 寛子

       

      ■page2020  「効果の高いパーソナライズDMの実際」
      ~データ分析からプロモーション戦略、メディアプランニングの手法を学ぶ~

      在宅勤務を利用した人材育成

      新型コロナウイルスの感染拡大にともなり在宅勤務の動きは強まる。
      一方、この機会に人材育成に力をいれる企業も増えている。

       

      新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今夜にでも緊急事態宣言が発令される可能性がある。東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に、期間は4月8日から5月6日までとする方向だ。
      それを受けて、企業の働き方は大きな転換期を迎え、4月8日以降にリモートワーク、在学勤務へシフトしていくだろう。一般社団法人日本テレワーク協会では、テレワークを緊急導入される企業等向けに、同協会の会員企業・団体によるテレワーク緊急導入支援プログラムを紹介し、期間限定の無償プログラムの提供に力を入れている。

      こうした制度を有効活用しながら、企業はテレワークの運用に向けた準備を整える必要がある。

       

      ■新型コロナウイルス感染症対策:テレワーク緊急導入支援プログラムのご紹介
      (日本テレワーク協会)

       

      一方、3月から印刷関連企業へヒアリングを行っているが、在宅勤務の時間を有効活用して、人材育成に力を入れる企業が多い。この機会を投資期間と捉え、しかるべきタイミングで新たな一手を打つための溜めとしているようだ。利用する教育ツールも公開セミナーから、自宅で学習できる教育として、オンラインセミナー、e-ラーニング、通信教育の利用へシフトしている。
      JAGATも印刷業界向けの通信教育や書籍を取り揃えているが、4月は新人向けの教育ツールとして、「新入社員コース」「印刷技術・基本コース」の利用が大きく増えている。
      JAGAT通信教育を利用した受講者のアンケート結果によると、「通信教育を勉強している主な時間」の質問に対して、50%が休日、35%が帰宅後と回答している。隙間時間を有効に活用できる教育ツールなので、在宅勤務を利用して人材育成をするには利用しやすい。また、通信教育はテキストを読んで問題を解くので、成績表として社員の学習進捗状況を把握できる点は企業のメリットでもある。

       

      ぜひ、在宅勤務を生かした人材育成に通信教育を利用するのはどうだろうか。

       

      なお、経済産業省が4月6日に新型コロナウイルス感染症で影響を受けた企業に対する支援として、資金繰り支援を中心とした制度を発表している。

      ■(参考)経済産業省 新型コロナウイルス関連支援策

       

      日々、多様な支援策が講じられるので、情報をウオッチしながら紹介していきたい。

      CS部 塚本 直樹

       

      通信教育のWebページ:https://www.jagat.or.jp/cat4

      フィールドワークを導入した印刷営業の人材育成事例

      人材育成の効果的な学習方法としてアクティブ・ラーニングが注目されている。新人向けの印刷営業育成プログラムに導入した人材育成事例を紹介する。

       

      学習効果を高めるアクティブ・ラーニング

      人材育成の効果的な学習方法としてアクティブ・ラーニングが注目されている。アクティブ・ラーニングとは、学習プロセスの質を改善し積極的・能動的・対話的な授業や学びの機会である。知識・技能の習得、それを応用し主体的に考え活用できる人材を育成することを目的とする。つまり、講師から受講者への一方的な授業(受動的)だけではなく、ディスカッションやフィールドワークの体験授業を通して、受講者が主体的に参加する学習手法のことである。文部科学省が平成29年に公示した「新しい学習指導要領の考え方」にも、このアクティブ・ラーニングの視点を取り入れた授業の推進を掲げている。

       

      【アクティブ・ラーニングのイメージ図】

      アメリカ国立訓練研究所が発表した研究結果に学習の定着率と学習過程の相関関係を示した「ラーニングピラミッド」の考え方がある。その図からも理解できる通り、教える、ディスカッションする、体験することが学習プログラムに組み込まれることで、学習効果が高まる。

       

       

      フィールドワークの導入で印刷、営業知識を生きたスキルへ

      アクティブ・ラーニングの手法を取り入れた、新人・未経験者向けの印刷営業教育プログラムの事例を紹介する。

      本プログラムは、新人、中途(印刷業界未経験)の営業職を対象に、20日間かけて、印刷営業に必要な基本スキルを習得できることを目的とする。
      印刷営業に特化したプログラムのため、以下のような業界特有のカリキュラムがある。

       

      【印刷営業育成に必要な基礎プログラム】

      ●印刷知識
      ①印刷物製作工程 ②文字処理・画像処理・デザイン ③DTP制作実習 ④印刷実習

      ●営業基本スキル
      ①営業活動の基本プロセス ②営業の役割と業務の流れ ③人間関係づくりのコツ
      ④情報収集+ヒアリング ⑤印刷見積り ⑥印刷仕様設計 ⑦デジタルデータ受発注
      ⑧デジタル×紙の視点 ⑨印刷の強みをマーケティングに活かす考え方

      一般的な営業手法だけではなく、印刷技術知識から印刷営業の基本的な流れや見積もり方法、そしてこれから必要なデジタル×紙×マーケティングの視点まで網羅している。印刷営業に求められるスキルや知識も多様化し、それに合わせて学習する範囲も増えている。一方、業界未経験の新人は、印刷用語や営業の役割については、講師からの講義を通して学ぶことはできても、実体験が少ないためその講義内容を理解することが難しい。そこで2019年度から「講義×フィールドワーク」によるアクティブ・ラーニングを取り入れたプログラムを取り入れた。

      大きなポイントは、実際に存在するクライアント企業に対して、ヒアリングから提案までの印刷営業の一連プロセスを実体験することである。架空の事例によるワークショップではなく、「リアル」「生」の体験をすることが肝となる。

       

      【印刷営業×フィールドワーク事例】

       

       

      前回は、東京中野区にある居酒屋をフィールドワーク先に選定し、集客における課題のヒアリングからスタートした。そこから販促計画の考案、集客用印刷物の企画デザイン制作、見積書及び印刷用データの作成、実際に印刷機で出力、プレゼンテーションまでの一連の流れを行う。講義で得た知識をフィールドワークで活用することで生きた印刷及び営業スキルを学べる。また、実際に2グループにわけて行ったが、発表したコンセプトは異なっており、ヒアリングした内容次第で提案内容は180度変わることも、企画提案における難しさを肌で感じてもらえた。

       

      印刷業界の課題でもある、新人の早期戦力化として人材育成は重要である。その効果を高めるためには、印刷技術、営業知識を実務で活用できるところまで昇華していくことが必要だ。JAGATは、人材育成×アクション・ラーニングを取り入れた教育プログラムを強化することで、業界の発展の一助になれば幸いである。

      JAGAT 塚本 直樹

      ■関連講座
      第48期印刷営業20日間集中ゼミ(2020年5月11日~6月5日)

      予算達成を実現する印刷営業組織の作り方

      組織力を強化し、戦略営業を成功させるための実践手順を習得

       

      ねらい

      営業リーダーの役割を考え、チームとして組織営業を展開するための基本と実践について学びます。

      開催日時

      1日目:2020年3月12日(木) 11:00~18:00
      2日目:2020年3月13日(金) 10:00~17:00

      定員

      15名限定

      詳細

      カリキュラム

      ■目標達成における管理者の役割
      ・営業リーダーが創る戦略営業の原則
      ・営業リーダーの指揮する戦略営業の3つの視点(顧客視点/競合視点/自社視点)
      【演習】顧客ポートフォリオ分析/競争環境分析/顧客ニーズと自社のソリューションをマッチさせる

      ■組織力の強化
      1.組織営業の実践手順
      ・個人営業と組織営業のセオリー  ・部下の営業環境と営業活動を把握する方法
      2.顧客に合わせた組織営業のフォーメーションを創る
      ・営業業務と顧客担当割り当ての最適化
      ・顧客タイプ別・組織営業の基本フォーメーション
      【演習】顧客情報収集・流通・活用度分析/ 【演習】あなたのチームの組織営業の基本パターンづくり

      受講対象

      ・営業リーダー/営業管理職/営業管理職候補の方で、組織営業強化のための手法を学びたい方

      受講資格

      印刷会社及び関連業界企業に属している社員の方はすべて対象


      講師

      田中信一(たなかしんいち) 
      株式会社ビジネスコミュニケーション研究所 代表取締役

      (社)日本経営士会認定 経営士
      (社)全日本能率連盟認定 マスター・マネジメント・コンサルタント
      ハーマンモデル認定ファシリテータ

      1956年2月福井県生まれ。専修大学経済学部卒業。印刷会社就職後、1989年(株)ビジネスコミュニケーション研究所を設立し代表取締役に就任。
      印刷産業を中心に全国で講演、営業関係研修、コンサルティングを行っている。指導内容として「営業活動支援コンサルティング」「中・長期経営計画および年度経営計画の策定・実施コンサルティング」「営業管理職再生講座」「プロジェクト管理術」「営業革新」「業態変革」など多数。著書として『消費・商品トレンド93-94』船井総合研究所刊(共著)、『こころときめく営業楽(学)1,2』『創注営業 実践バイブル』他がある。

      会場

      公益社団法人 日本印刷技術協会セミナールーム
      東京都杉並和田1-29-11
      東京メトロ 丸の内線 中野富士見町駅下車 
      徒歩5分

      参加費(税込)

      1名 5,500円

      お申込み

      Webからのお申込み
      Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

      ■FAXでのお申込み

      annai-2
      お申込書をプリントアウトし必要事項をご記入のうえ、
      03-3384-3216
      までFAXにてお送りください。

      ◆申込締切 : 各コース開催日の10日前まで ※但し定員になり次第締め切ります。

      参加費振込先
      参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
      なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

      口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
      口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

      内容に関して問い合わせ先
      内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
      CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

      お申し込み及びお支払に関して
      管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

      公益社団法人 日本印刷技術協会