投稿者「吉村マチ子」のアーカイブ

サービス産業を782種に分けた新分類、公的統計で適用へ

総務省は、サービス産業12大分類を782種に分けた「サービス分野の生産物分類」を4月25日に決定し、各種統計調査などに段階的に適用することを予定している。(数字で読み解く印刷産業2019その3)

新たな分類でサービス産業の実態を捉える

証拠に基づく政策立案(EBPM)の構築と、国民経済計算(GDP統計)を軸とした経済統計の改善が現在進められています。総務省は、2018年度末までに、サービス分野について用途の類似性による基準を指向した生産物分類を整備することとされています。
「サービス分野の生産物分類」は、日本標準産業分類(JSIC)のような統計法に基づく統計基準ではありませんが、GDP統計、産業連関表およびこれらの作成に使用する各種統計調査などにおいて段階的に適用される予定です。

生産物分類では、JSICの大分類でサービス産業に当たる「F 電気・ガス・熱供給・水道業」から「R サービス業(他に分類されないもの)」までの13大分類のうち、「I 卸売業、小売業」を除く12大分類の生産物を詳細分類で782、統合分類で394に分類しました。

「G 情報通信業」はJSICの細分類では45に分かれていますが、生産物分類では「移動音声伝送サービス」「テレビ番組の制作サービス」「システム等管理運営サービス」など98種まで細かく分けられました。そのほか「学術研究、専門・技術サービス業」は140種、「金融業、保険業」は79種に分類されました。

新聞業は7種、出版業は11種に分類

「新聞業」「出版業」は、「G 情報通信業」の中分類「41 映像・音声・文字情報制作業」の小分類に当たり、細分類でもそれ以上細かく分かれていませんが、生産物分類では7種と11種に分けられました。
紙媒体とオンライン、購読料収入と広告収入などで分けられたほか、著作権の使用許諾サービス、オリジナルなど、新聞・出版業界の現状を反映したものとなっています。

生産物分類の適用方法として、統計の作成目的に応じて、分類表の一部の分類項目のみを使用したり、詳細分類の下に分類項目を設定したり、分類項目の集約または分割を行うことができます。
なお、「I 卸売業、小売業」や製造業などの生産物分類は、2023年度末までに策定される予定です。

JAGAT刊『印刷白書』では多くの公的統計データを利用して、印刷メディア産業の現状を捉えています。また、限られた誌面で伝えきれないことや、今後の大きな変更点は「数字で読み解く印刷産業」で順次発信していきます。

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

2017年の印刷産業出荷額(4人以上の事業所)は5兆202億円(速報値)

「平成30年工業統計速報」が2月28日に公表された。4人以上の印刷産業出荷額は1.7%減となった。(数字で読み解く印刷産業2019その2)

速報値では出荷額は1.7%減

2018年6月1日現在で実施された「平成30年工業統計速報」が2月28日に公表されました。調査期日が年末から6月に変更されて2回目の調査結果で、前回は「平成28年経済センサス-活動調査」との比較でしたが、速報値では出荷額が前年比5.6%減(確報値では4.7%減)と大幅な減少を記録しました。今回は工業統計同士の比較で、大きなブレがないことが期待されます。

従業者4人以上の事業所に関して、製造業の2017年の製造品出荷額等は317兆2473億円(前年比5.0%増)、印刷産業は5兆202億円(同1.7%減)となりました。

2018年6月1日現在の製造業の事業所数は18万7000事業所(前年比2.3%減)、従業者数は763万5444人(同0.8%増)、印刷産業は1万184事業所(同3.8%減)、従業者数は25万5523人(同1.8%減)となりました。

上の表でアンダーラインが引かれている調査年は「経済センサス-活動調査」による数値で、工業統計と単純には比較できないことに留意する必要があります。

印刷産業の出荷額・事業所は東京が1位

産業別構成比の上位3産業を見ると、 製造品出荷額等は輸送用機械器具製造業、食料品製造業、化学工業の順、事業所数は金属製品製造業、食料品製造業、生産用機械器具製造業の順、従業者数は食料品製造業、輸送用機械器具製造業、生産用機械器具製造業の順になっています。

印刷産業は、 製造品出荷額等は18位、事業所数では6位、従業者数は10位となっています。

都道府県別構成比を見ると、製造業全体では、 製造品出荷額等は愛知、神奈川、大阪の順、事業所数は大阪、愛知、埼玉の順になっています。

印刷産業では、 製造品出荷額等は東京、埼玉、大阪、愛知の順 、事業所数は東京、大阪、埼玉、愛知の順で、印刷産業が東京の地場産業であることがよくわかります。

工業統計は、主要な調査項目を集計してとりまとめた産業別統計表(概要版)が2019年5月までに、その後、産業別統計表、品目別統計表、地域別統計表が順次公表される予定です。

『印刷白書2018』では印刷メディア産業に関連するデータを網羅し、わかりやすい図表にして分析しています。また、限られた誌面で伝えきれないことや、今後の大きな変更点は「数字で読み解く印刷産業」で順次発信しています。

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

「伝える」企画書ではなく、「伝わる」企画書が求められている

図や絵を使ってイメージ化することで、記憶に残るインパクトのある表現が可能になる。さらに、わかりやすい視点・伝わる表現を意識することで、企画書やプレゼン資料は説得力が高まる。

イメージ化が記憶を助ける

ビジネスに必要な3つの言語として、IT(コンピューターの言語)、簿記(お金の言語)、英語(グローバルな共通語)が挙げられる。IT用語や数字が苦手とか、時間がなくてという人でも、「マンガでわかる」入門書なら始められそうな気がする。

マンガが苦手意識を和らげるだけでなく、疑問点を図解で解き明かしたり、記憶を定着させたりする効果もある。その一方で、マンガを使ったダジャレに過ぎないものや絵柄の好き嫌いによっては、学習意欲を削ぐ場合もあるだろう。

メモリースポーツ(記憶力競技)には、トランプを使った種目がある。シャッフルした1組のカードの順番を記憶して、別の1組を記憶したとおりに並び替えるものだ。52枚ものカードを記憶するには、①イメージ化して場所と結びつけて覚える。あるいは②情報を感情と結びつけて覚えるのだという。

つまり、数字などの抽象的な事象をそのまま覚えることは難しいので、特徴的なイメージにしたり、エピソード化して感情と結びつけたりすることになる。

そういう意味では、学習マンガが記憶を助けることは間違いないだろう。

インフォグラフィックスなら情報が「伝わる」

情報をうまく届ける方法として、インフォグラフィックスの考え方がある。インフォメーションとグラフィックスを合わせた造語で、言葉だけでは伝えることが難しい情報を、図や絵で説明することで簡単に理解してもらえる。

海外のニュースメディアでは、統計データをグラフ化するだけでなく、識別しやすいアイコンや、ストーリー性のあるイメージが大胆に組み合わされていて目を引くことが多い。日本でも「図解ニュース解説」や「図解ニュース用語」などが、とっつきにくいニュースをわかりやすくしている。

インフォグラフィックスはビジネスにも役立つ手法だ。わかりやすい視点・伝わる表現は、企画書やプレゼン資料の説得力を高める。PowerPointを利用して簡単に企画書やプレゼン資料を作ることはできても、独りよがりの視点でせっかくのチャンスを無駄にしてはもったいない。

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

関連セミナー
「インフォグラフィックスを活用した企画書制作」

チューブグラフィックス 木村博之氏を講師に迎え、インフォグラフィックスを顧客へのプレゼンに役立てるためのワークショップを開催します。

2019年3月8日(金)13:00~18:00

目からウロコ!プレゼンの常識・非常識(大阪開催講座)
2019年6月3日(月)13:00~17:00

関連記事

●インフォグラフィックス・ワークショップ 開催レポート

2018年6月22日に木村博之氏を講師に迎えて開催した、座学、個人ワーク、グループワークを組み合わせたワークショップのレポートです。

●図で語れる人になろう―インフォグラフィックスのすすめ

『オフセット印刷技術 作業手順と知識』増補改訂版第4刷 正誤表

『オフセット印刷技術 作業手順と知識』(増補改訂版第4刷)に以下の誤りがありました。
お詫びして訂正いたします。

 

14ページ「図表1-6 印刷工程で使用している溶剤などの法規制」

(誤)テトラクロルエタン 第1種

(正)1,1,2,2-テトラクロロエタン 特定化学物質 第2類物質「特別有機溶剤等」(特別管理物質)

(誤)トリクロルエチレン 第1種

(正)トリクロロエチレン 特定化学物質 第2類物質「特別有機溶剤等」(特別管理物質)

 

15ページ「消火器の知識」

(誤)A級火災 B級火災 C級火災

(正)A火災 B火災 C火災

 

15ページ「10.電気事故を防ぐ」3行目

(誤)160mA~390mAの電流が人体に流れると、心臓が細動し数分以内に死亡する

(正)100mA以上の電流が人体に流れると、心室細動が発生し心肺停止などの致命的な障害を起こすことがある

 

54ページ「2.エッチ液を選定する」4行目

(誤)⇒第Ⅱ編第4章10

(正)第Ⅱ編第4章10の項はないので削除

 

77ページ「(1)2枚差し検知器を調整する」9~12行目

(誤)この部分では、正常時でも用紙が3枚程度重なって供給されているので、用紙を3枚程度(機種によって異なる)を検知コロの下にはさみ検知器が動作しないように、さらに、1枚加えた時に検知器が動作するように調整する。

(正)機械式は紙の通過枚数の厚みによって作動する仕組みなので、2枚でしっかりと検知器が作動するように調整する。さらに、1枚を感知して紙を前当てそしてスインググリッパに送るための検知を行っている光電式や超音波式の検知器との組み合わせが重要になってくる。

 

130ページ「図表1-4 紙の分類」下から3行目

(誤)チップポール

(正)チップボール

 

131ページ「③光沢を抑えたマット系、ダル系」2行目

(誤)光沢を押さえて

(正)光沢を抑えて

 

134ページ「図表1-9 紙の原紙寸法と面積」 ※はJIS規格

(誤)ハトロン判

(正)ハトロン判※

 

135 ページ「図表1-13 米坪量と連量(板紙)」

(誤)米坪量(g/m2)465:連量(kg)四六判41.0 L判40.0

(正)米坪量(g/m2)465:連量(kg)四六判40.0 L判41.0

(誤)K判 64×95cm 65×95cm

(正)K判 65×95cm 64×94cm

(誤)米坪量(g/m2)320:連量(kg)K判 20.0 19.0

(正)米坪量(g/m2)320:連量(kg)K判 19.5 19.0

 

136 ページ1~2行目

(誤)坪量〔g/m2〕=連量〔kg〕÷(縦寸法〔m〕×横寸法〔m〕)÷1,000(板紙の場合は100)

(正)坪量〔g/m2〕=連量〔kg〕×1,000〔g/kg〕÷(縦寸法〔m〕×横寸法〔m〕)÷1,000(板紙の場合は100)

 

139 ページ「(a)絶対湿度と相対湿度」11~12行目

(誤)RH=12÷14.8×100=86.5%となり、相対湿度86.5%ということになる。

(正)RH=12÷14.8×100=81.1%となり、相対湿度81.1%ということになる。

 

167ページ「図表2-27 世界保健機構(WHO)の化学物質の分類」POM

(誤)Particulate Volatile Organic Compounds

(正)Particulate Organic Matter

 

182ページ下から4行目~2行目 図表2-44、図表2-45に合わせて修正

(誤)インキAタイプは、どんどんインキ中に湿し水が取り込まれるインキであり、インキCはインキ取り込みが少ないインキである。インキBはすぐに湿し水が取り込まれ比較的多めで安定するインキである。インキDは、インキBと同じようにすぐに取り込みが行われるが、少なめのところで安定する。

(正)インキAタイプは、どんどんインキ中に湿し水が取り込まれるインキであり、インキBはインキ取り込みが少ないインキである。インキCはすぐに湿し水が取り込まれ比較的多めで安定するインキである。インキDは、インキCと同じようにすぐに取り込みが行われるが、少なめのところで安定する。

 

184ページ

(誤)1597年(慶弔2年)

(正)1597年(慶長2年)

 

198ページ「図表4-4 いろいろな物質の表面張力」

(誤)グリセリン 28.9

(正)グリセリン 63.4

 

220ページ3行目

(誤)JS化

(正)JIS化

 

225ページ7行目

(誤)(5)この他の機能

(正)(5)その他の機能

 

233ページ「3.UVニス」2行目

(誤)ハブリットインキ

(正)ハイブリッドインキ

 

269ページ「図表9-5 印刷抜き取りチェック表」刷り出し時

(誤)⑫背丁・背票

(正)⑫背丁・背標

 

301ページ「図表11-6 Japan Color 2001のベタのCIE Lab値」を以下に差し替え

図表11-6 Japan Color 2011のベタのCIE Lab

 

L*

a*

b*

C

53.4

-36.4

-51.6

M

46.3

76.1

-2.9

Y

88.6

-5.9

93.6

K

16.3

1.4

2.1

 

308ページ「図表12-3 第4類危険物の種類」物質例

(誤)ジメチルエーテル

(正)ジエチルエーテル

 

310ページ「図表12-5 印刷会社における地球温暖化対策の例」用紙②

(誤)リサクル

(正)リサイクル

 

330ページ「シータの調整」5行目

(誤)第Ⅱ編第2章図表2-20を参照

(正)第Ⅲ編第2章図表2-23を参照

 

340ページ1行目

(誤)図表1-1はオペレーションスタンド部の1例

(正)図表1-2はオペレーションスタンド部の1例

 

347ページ「(7)排紙コンベア」1行目

(誤)1枚

(正)1本

『眼・色・光』 初版第2刷 正誤表

『眼・色・光』(初版第2刷)に以下のような誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

46ページ 図表2-1-1
(誤)視策
(正)視索

85ページ 傍注
(誤)USC色度図
(正)UCS色度図

86ページ「図2-3-4 光色区分-JIS Z 9112:1990」は下図に差し替え
JIS Z 9112:2004より「昼光色、昼白色、白色、温白色及び電球色の色度範囲は、xy色度図上においてそれぞれ表1に示す色度座標の点を結ぶ四辺形とする。ただし、演色性が普通形で白色の環形蛍光ランプの色度範囲は、(0.399 3,0.413 1)、(0.384 9,0.366 8)、(0.365 6,0.390 5)、(0.358 4,0.349 9)の4点が結ぶ四辺形とする」。

87ページ「2-3-5 演色性」本文5行目~88ページ本文
(誤)照明学会では、Raの値に関して、屋内照明の基準を設けている(→表「演色区分」参照)。
(正)照明学会では、Raの値に関して屋内照明基準JIES-008(1999)を設けていたが、JIS Z 9125:2007「屋内作業場の照明基準」、JIS Z 9110:2010「照明基準総則」のJIS化に伴い廃止された。

89ページ 表「■演色区分-JIES-008-1999」は削除

94ページ 表「■照度区分- JIS Z 9110-1979「照度基準」工場」は下表に差し替え
JIS Z 9110:1979「照度基準」は、推奨照度だけを規定した照度基準から、それらに照度均斉度、不快グレア、演色評価数などの照明の質的要件を加えたJIS Z 9110:2010「照明基準総則」に2011年に改正された。

96ページ 参考文献
(誤)10)照明学会:技術規格JIES-008(1999)屋内照明基準
(正)削除
(誤)12)JIS Z9110-1979、「照度基準」工場
(正)12)JIS Z 9110:2010「照明基準総則」工場

151ページ 参考文献
(誤)3)JIS Z 8113:1999「照明用語」
(正)3)JIS Z 8113:1998「照明用語」

詳しくはこちらをご覧ください。

印刷白書2018

印刷白書2018
印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書『印刷白書2018』
第1部「特集 デジタル×紙×マーケティング」
第2部「印刷産業の動向」「印刷トレンド」「関連産業の動向」
第3部「印刷産業の経営課題」
ご注文はこちら発行日:2018年10月25日
ページ数:152ページ
判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
定価:9,167円+税
JAGAT会員特別定価:7,685円+税

解説

印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2018』。
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、「印刷白書」は3部構成となっています。
印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2018年版では創刊の1993-1994年版から2018年版までのキーワードと印刷産業の概況・環境変化・課題の推移を一覧表にしました。
印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。

第1部「特集」では「デジタル×紙×マーケティング」をテーマとしています。
デジタルと紙を組み合わせてコミュニケーションを行うこと、デジタルマーケティングで生きる紙メディアのあり方などの現状分析と課題解決に取り組んでいます。
第2部「印刷・関連産業の動向」、第3部「印刷産業の経営課題」では、社会、技術、産業全体、周辺産業という様々な観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られない経営比率に関する調査比較などのオリジナルの図版も充実させました。


CONTENTS

第1部
第1章 特集 デジタル×紙×マーケティング
[プロローグ]「デジタル×紙×マーケティング」で新規ビジネスモデルを創出する
[特集1]デジタル化された印刷メディアの再定義
[特集2]デジタルマーケティングにおける紙メディアの特性
[特集3]「情報のデジタル化」と「情報処理の高度化」で進化するマーケティング
[関連資料]情報流通量/DTP・デジタル年表
[コラム]情報デザインで相手にわかりやすく伝える

第2部
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]印刷ビジネスの可能性はどこまで広がるか
[産業連関表]ビッグデータで印刷需要を考える
[市場規模]印刷業の強みを生かした需要創造へのロードマップ
[上場企業]経営強化で収益改善を達成した上場印刷企業
[関連資料]産業構造/産業分類・商品分類/規模/産出事業所数(上位品目)/産出事業所数・出荷額/調達先と販売先/産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出相手国・輸入相手国/経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/印刷インキ/M&A

第3章 印刷トレンド
[デザイン]デザインの力で印刷・加工技術とマーケティングを結びつける
[ワークフロー]社外とつながる開かれたシステムで全体最適化の実現を目指す
[オフセット印刷]多品種小ロット対応から全体最適化に向けた挑戦へ
[デジタル印刷]デジタル印刷の有効性訴求で市場拡大へ
[包装印刷]水性フレキソ印刷とデジタル印刷の活用が進む
[後加工]本格的なスマート化で進展する印刷と後加工の連携
[関連資料]デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]出版流通の多様化と出版ビジネスの多様化
[電子出版]独自のビジネスモデルで成長する電子コミック
[新聞業界]新聞メディアのデジタルトランスフォーメーションの進展
[広告業界]紙とデジタルの協同で広告メディアはさらに深化する
[DM業界]行動喚起力と顧客データベースの進展による新たな動き
[折込広告他]活用シーンの変わる折込広告と地域接点としてのフリーペーパー
[通信販売業界]依然としてネット通販が強く市場は7兆円規模へ成長
[関連資料]出版市場/電子出版市場/コンテンツ市場/新聞市場/広告市場/通販市場

第3部
第5章 印刷産業の経営課題
[地域活性化]人口減少と高齢化を見据えた政策動向と地域活性ビジネスの方向性
[経営管理]「見える化」で数字を共有し意識改革と収益の改善を図る
[クロスメディア]コミュニケーション手段としての動画利用の進展と付加価値
[デジタルマーケティング]個人による情報発信とマイクロインフルエンサーが影響力をもつ時代へ
[デジタルイノベーション]ビジネス、メディア、ソーシャルの3方向に進化するAI・SNS・VR
[人材1]採用案内ツールと体験型インターンシップで企業のブランドを伝える
[人材2]印刷業のビジネスビジョンを実現する「越境人材」
[関連資料]地域活性化/クロスメディア/人材
[コラム]”見えない世界”を克服する学びと気づき/進化を続けるICT活用のビジネスモデル

巻末資料
年表/『印刷白書』年表/主な統計調査の概要/印刷産業&関連団体アドレス/図表インデックス