自社を取り巻く外部環境を理解するための言葉が、今回取り上げるPESTである。自社の在るべき姿や、ブランディングなどを考えていく際には、同時に社会からの要請も理解しないといけない。その第一歩として、自社を取り巻く環境を把握・理解することが必要であり、そのためのフレームワークがPESTである。
最近の専門用語には、英単語の頭文字を並べたものが多い。特にマーケティング関係、自社のブランディングを新たにイチから考え直すための内容のものには、そのような言葉が多い。今回はマーケティングの中でも、ブランディングに関係する4つの用語の頭文字をつなげたものでブランディングビジネスの説明を行うことにしたい。では、自社と競合他社を理解するために関係する熟語の頭文字4つを挙げさせていただく。
PSETとは
自社を取り巻く外部環境を理解するための言葉が、今回取り上げるPESTである。自社の在るべき姿や、ブランディングなどを考えていく際には、同時に社会からの要請も理解しないといけない。その第一歩として、自社を取り巻く環境を把握・理解することが必要であり、そのためのフレームワークがPESTである。
PESTとは、Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の頭文字を取った言葉で、外部環境をこれら4つの観点から理解するためのものだ。PESTそれぞれの要因で注目すべきことを表1にまとめているが、この後にクロスSWOT分析と3C分析を合わせて自分(自社)の置かれている状況を冷静に把握し、ブランディングしていくことが重要になる。なお、SWOT分析や3C分析については、次号以降で解説したいと考えている。
しかし、旧・大塚家具の大塚久美子社長のように「顧客が来てくれないのは時代に取り残された店作り(経営)をしているからだ?!」として、大塚家具もニトリやIKEA(イケア)を目指さねばならないと…盲目になってしまうと、今まで大塚家具を信頼してくれていた顧客がうんざりする、“高い価格のニトリ”になってしまうのだ。
個人的な話だが、私は子どもの頃、永六輔の「遠くへ行きたい♪」が好きで、永六輔は自分の価値観を押し付けるのだが、その中でも私は個人的に憧れたものが多かった。なかでも松本(民芸)家具に憧れて、「いつか買いたいなぁ」と思っていたのだが、さすがにお高くて「ずうっと我慢していた」のである。
やっと最近になって購入できるようになってきたのだが、買うべき家具屋、例えば「大塚家具」が高いニトリになってしまって、がっくりしてしまった経験をしたのだ。そんな個人的にも迷惑を被った久美子社長のお家騒動であった。
(専務理事 郡司 秀明)


