凸版印刷 印刷博物館 P&Pギャラリーで 「日本のパッケージ 縄文と弥生のデザイン遺伝子 -複雑とシンプル」展 開催

掲載日:2021年7月30日


凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)が運営する、印刷博物館 P&Pギャラリーでは、8月7日(土)より「日本のパッケージ 縄文と弥生のデザイン遺伝子-複雑とシンプル」展を開催します。
私たちの身の回りには、新商品をはじめロングセラー商品から伝統的な日本のパッケージといえる風呂敷やのし袋まで、複雑なもの、シンプルなもの、様々なデザインのパッケージがあります。これら多様な日本のパッケージデザインの起源を考えた時に、縄文と弥生の二つの土器のデザインにたどり着きました。この二つの象徴的なデザインを起点に、さらに日本のパッケージデザインの特徴として、「美(うつくしい)」「愛(かわいい)」「用(つかう)」「欲(シズル)」「象(シンボル)」という5つのデザインテーマを抽出しました。
本展では、このテーマに沿って、現代のパッケージ約140点のデザインから日本のパッケージデザインを考察します。


【展示内容】 ※展示作品には触れられません 

・美(うつくしい)
 独自の美意識が際立ち商品やブランドの世界観となっているもの。
 縄文: コスメデコルテ AQ MW(コーセー)
 弥生: 八海山2001年記念ボトル「チタン瓢箪」(八海醸造) 他24点

・象(シンボル)
 記号性が強く、企業や商品のストーリー・世界観を担っているもの。
 縄文: キリンラガービール(キリンビール)
 弥生: ポカリスエット(大塚製薬)  他37点

・欲(シズル)
 商品の素材や特徴を、人間の本能や五感に響くように表現されたもの。
 縄文: ゼナF-Ⅱ活力液(大正製薬)
 弥生: ポッキーチョコレート(江崎グリコ)  他約25点

・愛(かわいい)
 親しみや愛着、幸福感を与え、強い好感や所有欲を喚起するもの。
 縄文: どうぶつのり(不易糊工業)
 弥生: なっちゃん(サントリー)  他22点

・用(つかう)
 機能性・実用性を想起させる形状・表現がデザインの要になっているもの。
 縄文: カップヌードル(日清食品)
 弥生: しょうゆ卓上びん(キッコーマン) 他25点

〈コスメデコルテ AQ MW〉 コーセー
〈どうぶつのり〉
不易糊工業
〈しょうゆ卓上びん〉
キッコーマン

【開 催 概 要】

会  期 2021年8月7日(土)-10月3日(日)
会  場 印刷博物館 P&Pギャラリー 入場無料
開館時間 10:00-18:00
※入場はオンラインによる事前予約(日時指定券)制です
休  館  日 毎週月曜日
(8月9日、9月20日は開館)、8月10日(火)、9月21日(火)
共  催 凸版印刷株式会社 印刷博物館、公益社団法人 日本パッケージデザイン協会(JPDA)
住  所 東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川本社ビル
電  話 03-5840-2300(代表)
W  E   B  https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20210807.php

※感染予防のために中止もしくは延期となる可能性があります。なお、開館する場合でも入場制限の措置を講じさせていただきます。

*印刷博物館は凸版印刷が創立100周年を記念し、2000年に設立した公共文化施設です。