RMGT、菊全ワイド機 RMGT 10シリーズ(LXモデル)商品内覧会を開催

掲載日:2021年11月4日


2021年10月27日(水)~29日(金)の3日間、 リョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社 (広島県府中市)において、菊全ワイド機 RMGT 10シリーズをバージョンアップした新商品の「薄厚兼用印刷機(LXモデル)」内覧会を開催しました。
給排紙性能の更なる向上によるパッケージ印刷の実速度域の大幅な向上、印刷中に次の仕事の準備作業が並行して行える昇降式コーティングユニットの新装備、印刷準備時間短縮機能など、最新の当社パッケージ機における生産性の大幅な向上をご来場いただいたお客様へ披露しました。

新型コロナウイルス感染防止として、1回あたりの参加人数を制限し、ワクチンを接種済みの方にご参加いただく等の対策を実施しながらの開催となりましたが、開催した3日間ともに設定した上限人数のお客様にご参加いただき、お客様より当社パッケージ機の最新モデルへの大きな関心が寄せられ、その性能を体感していただくことができました。

会の冒頭、当社代表取締役社長の広川勝士から以下の挨拶をさせていただきました。

「この新商品は4月に発表しましたが新型コロナウイルス感染拡大の影響で、皆様に直接ご覧いただく機会を設けることができませんでしたが、ようやくこのような機会を設けることができました。日頃のお客様のお仕事で感じておられる事や機械について是非、本日会場に控えています技術スタッフにご質問していただき、当社の商品やソリューションを十分にご理解いただければ幸いです。
当社は「ともに、世界へ彩を。」をコーポレートメッセージに掲げ事業活動を行っております。これからも皆様のお仕事の中で当社を重要なパートナーとして選んでいただき共に歩ませていただけるよう、精進を続けてまいりますので、引き続きご愛顧いただきますようお願い申し上げます」

続く実機デモンストレーションに先立ち、開発担当者より技術説明を行い、新商品に搭載された新技術、新設計についてご説明させていいただきました。

デモンストレーション後には実機の自由見学と質疑応答の時間を設け、来場されたお客様は実機を間近でご自身の目で確認されながら、不明点を当社の技術者へ熱心にご質問されるなど、当社機に対する理解を深めていただくことができました。

最後のプログラムとして工場見学をしていただいた後、当社取締役営業本部長の高橋秀則から、下記の来場の御礼をお客様に改めて申し上げ、閉会しました。

「本日ご紹介させていただきました新商品は、これまで当社で本格的なパッケージ印刷機として実績を積み上げてきましたRMGT 10シリーズをブラッシュアップしたもので、自信をもって皆様にお届けする商品です。本日ご覧いただいた事が、これからの皆様のお仕事のお役に立つことを切に願っております。
これからも引き続き、情報提供の場を設けて参ります。そして、皆様と共に成長していくということに強い想いをもって精進してまいります」


<デモンストレーションの概要>

デモ機:RMGT 1060LX-6+DU+CC+2LD+LED-UV+PQS-D

デモ内容:
(1)ニスコーターを使用したパッケージ印刷( G 段とコートボールのジョブチェンジ)

高速排紙を実現する多角形真空吸引車、印刷を止めずに排紙パイルの交換作業が行えるデリバリーシャッター、印刷中でもニスユニットの清掃や準備が行える昇降式コーティングユニットなど、パッケージ印刷の生産性を高める機能をご覧いただきました。

<1st JOB>
T&K TOKA社のLED-UVインキとニスを使い、はじめにGフルートの玩具パッケージをプロセス4色、ハジキニス、コーターニスを用いた疑似エンボス印刷を行いました。

<2nd JOB>
ブランケット交換をせずにジョブチェンジを行い、コートボールのマウスパッケージをプロセス4色、特色ハジキインキ、コーターニスを用いた疑似エンボス印刷を行い、パッケージ印刷における高い印刷性能と生産性をご体感いただきました。

(2)自動搬送ロボット(AGV) Nipperと連携した印刷後行程への印刷物の自動搬送

・オペレーターがタブレットを操作を行い、Nipperへ指示を出します。指示を受けたNipperは印刷機の排紙部まで移動し、待機。

・印刷完了後に、オペレーターが操作するタブレットから再び指示を受けたNipperは、搭載したセンサーによって排紙部内のパレットを自動検出し、刷り本を自動搬送する様子をご覧いただきました。

自動搬送ロボット(AGV) Nipper