2月8日からpage2017が開催される。今回のテーマ「ビジネスを創る」であるが、ビジネスを創り出すために必要になるものとして、一つにマーケティングが挙げられるだろう。
投稿者「小野寺仁志」のアーカイブ
人材育成は会社主体のサポートか? 社員まかせの自助努力か?
有効求人倍率が25年ぶりの高水準を示して話題になっている。安倍政権の経済政策の効果もさることながら、止まらない少子高齢化によって必要な人材が確保しにくくなるということで、今後は企業の採用環境が厳しさを増していくものと予想されている。
JAGAT大会2016特別講演報告–IoT、データ、AIで起こすイノベーションがカギ
JAGAT大会2016では、特別講演として株式会社ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO、株式会社インターネット総合研究所 代表取締役所長の藤原洋氏に、「インターネットが創り出す21世紀の経済力学-勝ち抜くための処方箋」のタイトルで、これからの日本がいかにしてイノベーションを起こしていくか、その処方箋となるヒントについて講演いただいた。
印刷会社はいかにして新市場を開拓するのか
従来の印刷会社のビジネスとしては、お客様からの発注によって仕事が発生する受注型の仕事がほとんどだった。 続きを読む
2016年度新入社員は何を重視して会社を選び印刷業界へ足を踏み入れたのか
何人かの印刷会社の経営者の方から、このところ新卒を含めての人材確保が難しくなっているという声を聞いた。
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drupa2016を通して考えるこれからの印刷ビジネス
drupa2016が終了してから2カ月以上が経ち、各業界団体やメーカー報告会も概ね終了し、印刷関連紙誌でのレポートなども一段落といった感じで、既にdrupa2016報告についてはお腹いっぱいという方もいるかもしれない。
しかし、真打ち登場ということで、JAGAT専務理事郡司秀明のdrupa2016レポートをJAGAT info8月号にてぜひご覧いただきたい。
現在、世の中的には「ポケモンGO」が大きな話題を集めているが、この成功を見るにつけ、印刷業界でも新たなビジネスを生み出すためのイノベーション的発想の重要性を感じる。ご存知のように「ポケモンGO」は決して最先端の独自技術のゲームではなく、実体はポケモンという20年にもわたって受け継がれてきたキャラクター・コンテンツと、AR技術(最先端技術とも言えなくもないが)や位置情報サービスなどを組み合わせたものだ。要は既存のコンテンツや技術だったとしても、アイデアと工夫でビジネスの可能性を拡げることができることを証明している。
同様に印刷業界にも培ってきたノウハウや磨き上げられた技術、蓄積されたコンテンツと新しい技術や機器を組み合わせることで、これまでにないビジネスを生み出す可能性はあるわけだ。そのような視点でdrupaを捉えれば、前号の紹介で語った「メシのタネ」を探すのが難しい状況になったというのは一面に過ぎず、依然としてこれからの印刷ビジネスを生み出すヒントを得られる印刷業界最大の展示会といえるのだろう。
JAGAT info8月号では、7月号に引き続きdrupa2016について報告するが、少し趣を変えて、JAGAT専務理事の郡司秀明がdrupa2016で展示された機器などの傾向とそれらは今後の印刷ビジネスにおいて、どのように影響を与えていくだろうかという視点を交えて報告している。特に今回は各社が提案し、注目を集めたB1デジタル印刷機については過去のdrupaでのデジタル印刷機の流れを交えつつ、独自の視点で実際の生産機としての可能性に言及する。また、デジタル機による加飾加工での付加価値創造によるビジネス展開にも注目する。さらにソリューション的なものとして、「Print4.0」の提唱やHPの「Print OS」などは、まさに、これからの新たなビジネスモデルを生み出すだけのポテンシャルを持っているように感じられる。
JAGAT info8月号は、このほかに技術情報/グラフィックスの特別編として、印刷用紙の発注においてEDI導入により間接業務の大幅な効率化を実現した日経印刷の取り組みを中心に紙卸商側の対応を含めて紹介している。また、経営者インタビューには名古屋・近藤印刷の近藤起久子社長にご登場いただき、自社商品開発への想いや「見える化」への取り組みなどにとついて語っていただいた。
ちなみにJAGATもポケストップです。「ポケモンGO」をしている方は、JAGATに来訪いただく機会がありましたらチェックしてみてください。
(JAGAT info編集担当 小野寺仁志)
2016年8月号目次はこちら
イノベーションこそ成長の力–100年企業の経営者に迫る
日本は世界で最も長寿企業が多い国と言われる。少し古いデータであるが帝国データバンクの調べによると、2014年の段階で創業100年以上の企業は2万7300社あまりになる。
工場改善は利益に直結する
印刷会社が印刷工場を設置して、印刷物を製造する限り、工場のあり方は利益に直結する大きな要因となる。 続きを読む
社長の想い、後継者の想い
会員向けの月刊誌である『JAGAT info』の取材で、個人的だが何よりも勉強になることは印刷会社経営者の声を直接に聞く機会を持てることだ。 続きを読む
印刷会社でもマーケティングを
従来の印刷営業は、基本的には顧客に何かしらの案件があって、それに対して受注しようと営業活動を行う、つまり顧客に足しげく通って引き合いを待つという営業スタイルが主流といえた。 続きを読む