間欠オフセットとはどういうことですか。

掲載日:2014年8月14日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:特殊印刷

Q:間欠オフセットとはどういうことですか。

A:特にオフ輪でおこなわれることで、間欠印刷といわれるものです。
印刷機のシリンダーの円周は一定です。印刷する絵柄がその円周にぴったりの絵柄だとそのまま印刷できます。しかし、印刷機のシリンダーに対してどうしても絵柄が小さくなり、数センチ隙間があいてしまうことがあります。
 このときに印刷しながらこの隙間の部分を埋めるために用紙を戻しながら印刷することをいいます。つまり一回シリンダが回転したら隙間の分戻りながら印刷します。これはシールラベルの印刷でよく使われるものです。
 通常の印刷では、仕上がりサイズに合わせて印刷機のを選択します。しかし、シールラベル印刷の場合、仕上がりサイズが多岐にわたりますが、多様化したサイズ毎のシリンダーや印刷機は存在しません。
 したがって、シール印刷ではある一定のシリンダーの円周以下のサイズで印刷し、隙間のあいた部分は用紙をその分戻しながら印刷するということをしています。

 

(2001年11月19日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)