毎年恒例のJAGAT中部地区の集い「JAGAT中部大会2017」は、1月26日(木)に吹上ホールにて開催し、翌日の27日(金)にはメディアージュ愛知にてジョイントセミナーを実施いたします。 続きを読む
投稿者「橋本和弥」のアーカイブ
“顧客ビジネス支援”に向けてスキルアップ~page2017セミナーラインナップ
2017年2月8~10日に開催しするpage2017において実施するセミナーは、参加者の各種ノウハウの取得とスキルアップを目指し、16本の多彩なタイトルを取り上げ、展開する。 続きを読む
「DTPエキスパートカリキュラム」第12版発表 ~ 試験範囲が示す人物像、役割
DTPエキスパート認証試験の最新カリキュラム改訂(第12版)を11/18に発表した。
カリキュラムは試験の出題範囲をまとめたものであるが、同時に目指すべき有資格者の人物像や役割も示している。 続きを読む
JAGATエキスパート認証試験合格発表(10/28)
8月21日(日)に実施した第46期DTPエキスパート認証試験、および第22期クロスメディアエキスパート認証試験の合格者を発表する。
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リードナーチャリングに最適な印刷物~JUMP2016開催報告
今年度のJAGAT地域大会(JUMP)は、東北地区(仙台:宮城県印刷会館)を皮切りに、中国・四国地区(広島:KKRホテル広島)、九州地区(福岡:福岡印刷会館)と各地で開催してきた。これからの印刷業界に必要なマーケティングの実践への第一歩とすべく、各地で講演とディスカッションを行っている。 続きを読む
学び続けるエキスパート
今期のDTPエキスパートおよびクロスメディアエキスパートの更新試験が始まった。試験期間は9月1日より9月30日までの1ヶ月間で、受験者はCBT(Computer Based Testing)方式の試験に取り組む。 続きを読む
「印刷の“強み”-今ある技術をどう活かす、今ない技術をどう学ぶ」
地域の集いJAGAT地域大会(JUMP)は、今年度「印刷の“強み”-今ある技術をどう活かす、今ない技術をどう学ぶ」をテーマに掲げ、今後印刷業が取り組むべきマーケティングの実践への第一歩を踏み出すためのきっかけづくりを全国各地で展開していく。 続きを読む
なぜ受験ををおすすめするのか―学びの手段として最適な資格制度
多くの企業で採用しているJAGATエキスパート団体受験制度は、教育手段としての資格受験が効率的で明確な学習効果をもたらすと理解されているからである。 続きを読む
各社各様の戦略がある、しかし絶対に必要なのはスピード感
1月29日(木)に名古屋で開催したJAGAT中部大会では、「印刷の未来を創る」ための新たなビジネス戦略についてディスカッションを行った。【JAGAT中部大会2016報告】
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DTPエキスパートとして備えておくべきマーケティング関連知識
去る2月1日、第45期DTPエキスパート認証試験(3月20日 )の試験問題の新出題項目を発表したが、その一番目に「マーケティングと印刷物の連携」を挙げた。※受験申請締め切り2月25日
JAGATが今年度出版し、page2016のテーマとしても掲げ、様々な機会で議論をを進めてきたジョー・ウェブ博士著『未来を創る』でも取り上げているとおりこれからの印刷業界が踏み出していかなければならないマーケティング分野。特にデジタル印刷=オンデマンド、デマンド=マーケティングである事を考えてみてもマーケティング知識は必須である。
【新出題項目1:マーケティングと印刷物の連携】
・マスからOne to Oneへの変革 ・マーケティングオートメーションに関する知識(MA、CRM、SFAなど)
デジタルマーケティングにより、マーケティング対象がマスから非マスへと変わってきた。そしてCRM(Customer Relationship Management)の重要性が叫ばれるようになり、マーケティングの概念が根底から見直されるようになってきた。
これまでのマスマーケティングから顧客を明確化したOne to Oneへ、もしくはセグメント化した小グループに対してのマーケティングが主流となって来た。こうした動きはインターネット技術がベースで、個別対象に対してのアプローチ方法もメールやインターネットでのマイページなどが基本になっている。しかし、セールスメールの開封率は低く、日本ではIT常識として「セールスメールは開かずに廃棄した方が安全」などといわれているくらいだ。
しかし、マーケティングが変わってくると、マーケティングツールである印刷物も変わる必要があるのは自明で、One to Oneプリントが可能なデジタル印刷機を使用すれば、新しいマーケティングに対して、有効な紙メディアを提供することも可能になる。紙メディアは、五感に訴えかけられるという長所を持っており、その特性を発揮すれば価値のあるマーケティングツールになるということだ。
当然、印刷会社でも新しいマーケティングの概念が重要になり、特に営業やデザイン部門ではマーケティング知識が必要になって来るのは間違いがない。
MA(マーケティングオートメーション)とデジタル印刷のリンク、CRMでのDB技術などでは、DTPエキスパートとして、SEとの橋渡しができるレベルの理解度が必要になるはずである。そんな近未来への第一歩になるべく、印刷業界とデジタルマーケティングをつなぐ、新問題を用意する。
初歩的な問題なので一般的なマーケティングの常識と印刷知識があれば十分解答できるはずである。
【新出題項目2:DTPに関する常識の再認識】
・レイアウトデザイン ・洋装本 ・版面の決め方 ・外字事情 ・画像の貼り込みとRIPの設定
・RGB画像の扱い など
RGBファースト(イラストや画像をCMYKではなくRGBで作成)の世界が広がる中、再度CMYKの常識を再確認する。「RGBで作成した画像の色がおかしくなったのは、印刷が悪いからである」と単純に片づけてよいものだろうか?
RGB時代の印刷トラブルを見ていると、Bk量の設定、RIPの設定(墨ノセ、トラッピング量など)、外字などの知識があれば避けられるものがほとんどだ。基本知識を再確認する必要性を強く感じている。そのような知識の下でWeb、テレビ、印刷などのワンソースマルチユースを可能にする知識を問いたい。ワンソースマルチユースの中心にいるのは常にDTPエキスパートで有り続けてもらいたいというのが、願いでもある。
【新出題項目3:知的財産権に関する知識】
・盗用に関する意識、見識など
最近日本でも話題になった盗用問題など、イラストをはじめとした権利問題を問う。グラフィックデザインを主業務とするDTPでは非常に大切な見識である。
知的財産権には、特許権や著作権などの創作意欲の促進を目的とした「知的創造物についての権利」と、商標権や商号などの使用者の信用維持を目的とした「営業上の標識についての権利」に大別される。自分たちの権利を守るためにも、DTPエキスパートにとって知的財産権の知識は必須である。
【新出題項目4:IoTと印刷】
・QRコードとARなど
印刷物とインターネットをつなぐためにはさまざまな方法が考えられるが、代表的なものにQRコードやARなどがある。インターネットとリンクすることでログが取れ、最新式のスマートホン付属カメラはパネルにタッチするくらいの感覚でQRコードを認識できる。そんな手軽さからQRコードは実用ツールとして見直されている。
以上の4項目がそのまま問題となるわけではない。項目によっては2つ以上の出題になる場合もある。また、新出題にともなって従来問題の入れ替え、削除などを行い、従来問題についてもアップグレードを行う。結果的に、新出題項目を中心として全体の20%くらいの問題が入れ替わることになる。
(JAGAT資格制度事務局)
★DTPエキスパート45期試験及びクロスメディアエキスパート21期試験(3/20)の受験申請は2月25日(木)が最終締切です。


