新入社員」タグアーカイブ

中小企業の深刻な人手不足を教育で補完する

日本商工会議所・東京商工会議所「人手不足の状況および多様な人材の活躍等に関する調査」(2023年9月28日発表)によると、人手が「不足している」と回答した企業の割合が68.0%に達し、調査を開始した2015年以降で最高となった。
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印刷業に仲間入りした246名の新入社員は就活でどの媒体を利用したか

JAGATでは毎年「新入社員意識調査」を行い、今春に入社した246名の新入社員から回答を得ている。今回は、新入社員が就活で利用した媒体・機会を紹介し、企業と学生のコンタクトポイントを考える。



■新卒採用意欲は回復傾向

今年も東京・大阪開催のセミナーに加えて、宮城・富山・石川・愛知・岐阜の各県印刷工業組合にご協力をいただいた。2023年は、新入社員246名(女性51.4%・男性48.6%/院卒1.7%・大卒53.3%・専門、短大卒16.3%・高卒28.8%)からの回答があった。また、配属予定職種は、営業46%・製造29%人・制作20%・総務3.2%・IT、Web1.1%で、営業職での採用が最も多い結果となった。2022年の183名と比べると回答者数が大幅に増えている。コロナの影響による採用抑制が一段落し、印刷業における新卒の採用意欲が回復していると推察する。

 

■採用パンフレットの利用機会が増える

企業の人材施策における課題は、優秀な学生を採用できるか否かにある。ファーストステップは自社の存在を学生に認知してもらうことであり、就職媒体や機会の有効活用が不可欠だ。印刷業を志望した学生が就職活動に活用する手段や機会は以下の通りとなる。

Q.就職活動で利用した媒体・機会(複数回答可)

就職ナビサイト、学校求人、合同説明会は常に上位3位に入り例年の動きと変わりはない。学生が最初に企業を知る可能性の高い媒体であり、企業視点でもエントリーしてもらうための母集団の形成には欠かせない。一方、採用パンフレットの利用率が12.7%(前年6.1%)と倍増している。リアルでの説明会や面接が増えたことで、モノである紙媒体の採用パンフレットを手にする機会が増えたことが一因する。つまり、学生の選考へ進むか否かの判断軸として、採用パンフレットは重要なツールとして認識するべきである。

 

■逆求人、新卒特化型ハローワーク等の新たなサービス利用

母数はまだ少ないが逆求人が4.9%(前年1.2%)と利用する学生が増えている。逆求人とは、学生が自身のプロフィールを掲載し、それを見た企業が学生にアプローチする方法で「OfferBox」や「dodaキャンパス」が代表的なサービスである。同サービスの性質上、学生が自ら発信する必要があるため必然的に意欲の高い人材が多い。利用する学生も徐々に増えているため、企業の採用アプローチの一つとして検討する余地はある。

その他、フリーコメントで多かったのが、厚生労働省が提供している「新卒応援ハローワーク」を利用している学生だ。ハローワークは中途向けのイメージが強いが、現役学生から第二新卒までを対象にした就職支援専門のハローワークである。求人紹介だけではなく、エントリーシート、履歴書の書き方、模擬面接など無料でサービスを提供している。公的機関が実施しているので、信頼度も高く利用する学生も増えている印象だ。

印刷業の大半は中小企業であり、新卒採用活動においてまず学生に知ってもらうこと、そして選考まで進んでもらうことは容易ではない。そのためには認知され理解してもらうことが重要だ。印刷業界の仲間入りした新入社員246名は、何かしらの情報を見て現職である印刷及び関連会社を知り入社に至っている。その最初の接点である就活媒体や機会は何を利用しているのか、そこを知ることで企業の学生へのアプローチ手段の参考にしていただきたい。

※詳細はJAGATinfo2023年12月号に掲載する予定です。

JAGAT 塚本直樹

 

【関連講座】
2023年度 【オンライン】秋の印刷入門
若手向けオンデマンド動画研修

採用と教育方針で新入社員が感じるミスマッチを防ぐ

4月から新社会人となる新入社員は、会社への期待や希望を持って入社する一方、不安も大きく、最初の彼らとの関わり方や教育が今後の仕事に対するモチベーションや社会生活にも影響する。そのため、新入社員の気持ちに寄り添い、成長につながる環境を整えておく必要がある。 続きを読む

内定者のフォローの重要性~入社前のコミュニケーションと教育について~

新卒採用は、これからの事業を支える人材確保のために、総務・人事部門にとっては最重要事項と言えるだろう。入社後も一から教育を施し戦力となるまでには、大きなコストや時間がかかる。しかし、せっかくいい人材が採用できても、入社前に内定を辞退されるなど頭を抱えてしまうケースもある。それを防ぐためには、新入社員が入社前に抱える不安や問題を理解し、解決するための施策をとらなければならない。

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『JAGAT info』2022年10月号

JAGAT info 2022年10月号表紙

特集

フリーペーパーと地域ニュースの最新事例〜ローカル情報発信の手法と担い手を巡って〜

株式会社電通 電通メディアイノベーションラボ 森永 陸一郎 氏
ヤフー株式会社 メディア統括本部ビジネス企画本部パートナー開発部 峯木 多恵子 氏
公益社団法人日本印刷技術協会 研究調査部長 主幹研究員 藤井 建人

特別企画

印刷会社の新入社員意識調査~変化し続ける新卒採用環境と、世代の特徴を踏まえた対策を~

CS部 古谷 芸文

連載

■印刷界OUTLOOK
働き方改革
研究調査部 藤井 建人

■マーケティング・ナウ
第12回 “花王のマーケティング”を教えます
本間 充

■キーワード2022
メタバース(その弐)
専務理事 郡司 秀明

■経営情報
フレームワークの活用(下) 競争要因を分析して、「なくす」「加える」価値を見定める
株式会社GIMS 佐藤 穣

■マーケティング情報
需要分析:全体最適視点の事業戦略 ②生産方式編
―規模と成長性のマトリクス分析による示唆―
研究調査部 藤井 建人

■技術トレンド グラフィックス
システム化による印刷ビジネスの革新
研究調査部 花房 賢

■デザイン・トレンド
紙工視点2022
紙の可能性を再発見するプロジェクト
研究調査部 石島 暁子

■デジタル印刷最前線
セル方式でデジタル印刷機を運用し、女性が働きやすい職場環境を整える
株式会社トライワーク彦根

■デジ印奏論
41 色域あれこれ
星 輪太郎

■専務のつぶやき
19 トラブルとサポート
専務理事 郡司 秀明

■Education
印刷会社にMAツールが必要不可決な理由
CS部 堀 雄亮

■ワールド・プリント・サテライト
世界絵文字デー2022の話題 ほか
研究調査部 丹羽 朋子

■西部支社便り
印刷会社は宝の山
西部支社長 大沢 昭博

■森 裕司のデジタル未来塾
127 Adobe MAXの歩き方

■エキスパート資格
従業員が臨むリスキリング
資格制度事務局 丹羽 朋子

■DTPエキスパートのための注目キーワード
色の混合
研究調査部 千葉 弘幸

■クロスメディアのトレンドワード
キャッシュレス社会と販促のアプローチ
影山 史枝

■ニュースラウンジ
ギンザ・グラフィック・ギャラリー第390回企画展「細谷巖 突き抜ける気配 Hosoya Gan―Beyond」開催

■印刷経営ウォッチング

■消息

■JAGAT事業のご案内
『JAGAT印刷産業経営動向調査2022』のご案内/page2023新企画ゾーン出展相談会のご案内/新入社員・中途採用者向け「印刷製作入門講座」のご案内/「印刷業のための新入社員コース/+オンデマンド動画セミナー」のご案内/JAGAT印刷総合研究会のご案内/図書のご案内/『みんなの印刷入門』のご案内/『新版 DTPベーシックガイダンス』のご案内/『DTPエキスパート受験サポートガイド』のご案内/「よくわかる印刷技術・基本コース」のご案内

2022年10月15日発行 A4判68ページ オールカラー

JAGAT info 最新号

JAGAT info バックナンバー

印刷白書2022

印刷白書2022

印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書
第1章 Keynote 印刷会社の造注・創注戦略
第2章 印刷産業の動向
第3章 印刷トレンド
第4章 関連産業の動向
第5章 印刷産業の経営課題

発行日:2022年10月21日
ページ数:128ページ 判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
定価:9,900円(9,000円+税10%)
JAGAT会員特別定価:8,300円(7,545円+税10%)

 

解説

印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2022』

あらゆる産業を顧客とする印刷産業は、さまざまな産業と密接に関わりを持っています。「印刷白書」では、印刷産業の現状分析から印刷ビジネスの今後まで幅広く取り上げています。

印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、社会、技術、産業全体、周辺産業というさまざまな観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。

印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2022年版では海外動向、労務管理、営業戦略などの項目を追加しました。

印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。

「第1章 Keynote」では「印刷会社の造注・創注戦略」をテーマに、印刷ビジネスの課題解決に取り組んでいます。「第2章 印刷産業の動向」では印刷産業の現状と課題を俯瞰的に捉え、「第3章 印刷トレンド」では技術課題を整理しました。「第4章 関連産業の動向」ではクライアント産業の動向を探りました。「第5章 印刷産業の経営課題」ではSDGs/ESGから人材まで印刷産業が取り組むべき課題を整理しました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅し、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られないオリジナルの図版も充実させました。

CONTENTS

第1章 Keynote 印刷会社の造注・創注戦略
いま印刷業界に必要なのは「創注」

第2章 印刷産業の動向
[産業構造]付加価値創出と事業領域拡大で印刷ビジネスの可能性を広げる
[産業連関表]あらゆる産業を顧客とする印刷産業の取引を見る
[市場規模]共創による課題解決型産業へビジネスモデルの転換を
[上場企業]新しい価値の創出に向けて歩みを止めない上場印刷企業
[海外動向]社会経済視点で価値につなげる印刷ビジネス
*関連資料 産業構造/産業分類・商品分類/規模/調達先と販売先/産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出入相手国/経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/印刷インキ/M&A

第3章 印刷トレンド
[デザイン]自社の強みをブランド化し、新たな顧客と出会う
[ワークフロー]オンデマンドビジネスを成功させる3要素
[オフセット印刷/デジタル印刷]紙への回帰と、さらに求められる小ロット化と環境への対応
[用紙]資源価格の高騰に揺れる製紙業界、環境対応への取り組みも続く
[後加工]デジタル化と加飾技術は進展するも製本業界への逆風はやまず
*関連資料 デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]異業種連携で活発化する出版構造改革
[電子出版]成長が続く電子出版ビジネスと電子図書館サービス
[新聞業界]外部環境変化に戸惑いを隠せない新聞業界
[広告業界]インターネット広告がさらに拡大し、広告市場は大きく回復
[DM業界]デジタルマーケティングで量から質へと進化するDMメディア
[折込広告他]コロナ禍が変える購買行動と地域のイノベーション
[通信販売業界]”通販・EC市場、11.4兆円市場へ拡大 コロナ禍特需の反動でカタログやテレビは伸び悩む
*関連資料 出版市場/電子出版市場/新聞市場/広告市場/通販市場

第5章 印刷産業の経営課題
[SDGs/ESG]サステナビリティをいかに事業活動と結び付けるか
[地域活性化]地方創生戦略からデジタル田園都市構想へ
[経営管理]守りの「見える化」と攻めの「営業改革」
[デジタルマーケティング]「受注」「印刷」「配送」など業務視点から印刷会社を最適化
[労務管理]多様性を重視した働き方を実現するための労務管理の在り方
[営業戦略]「付加価値を高める営業」へ進化させるためのデジタル化推進
[人材]動画ビジネス成功のカギは人材育成・人材確保
*関連資料 クロスメディア/デジタルマーケティング/人材

●巻末資料
DTP・デジタル年表/年表/『印刷白書』年表/印刷産業&関連団体アドレス

今、新入社員に必要なフォローアップ研修とは

新人・若手社員からリーダー・中堅社員まで、年次や経験年数それぞれの階層によって、求められるスキルや期待される成果は異なります。企業が継続的に成長していくためには、階層別に応じたスキルや専門知識を高め、社内全体で活躍する人材を輩出する仕組みをつくることがカギとなります。
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